自然体験活動を導入した中学生の集団宿泊学習の教育効果

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タイトル別名
  • Educational effects of group residential trip for junior high school students by Introducing Nature Experience Activity

抄録

<p>学校教育において、最新の学習指導要領で示されているように、教科学習の中で「主体的・対話的で深い学び」という学習方法で、授業が進められている。森林教育・野外教育分野における自然体験活動のプログラムでは、「体験学習法」の学習過程をもとに教育活動がおこなわれており、アクティブ・ラーニングという視点で、その教科学習の学び方と関連が深いと考えられる。本研究では、公立中学校が実施する1泊2日の集団宿泊学習において、沢登り、ハイキング、ナイトハイク、アドベンチャープログラムといった自然体験活動を導入し、活動プログラム体験が中学校2年生に与える教育効果を、生きる力、社会情動的スキルなどの心理尺度を使用した質問紙調査、教員へのインタビュー調査、学力データの結果をもとに検証した。その結果、心理尺度を用いたプレポスト調査のデータの分析から、活動プログラムによる中学生への効果が認められた。また、自然体験活動と教科学習の学力向上の関連がみえてきた。本研究により、学校教育における自然体験活動の新たな可能性が示唆された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390014790998219648
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_111
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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