管理優先度の高い森林と公的管理に関する現状と課題

DOI
  • 髙橋 正義
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 山田 祐亮
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 鷹尾 元
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所関西支所
  • 岡田 康彦
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 村上 亘
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 壁谷 大介
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 櫃間 岳
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 宮本 和樹
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 荒木 眞岳
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 林野庁森林整備部研究指導課

書誌事項

タイトル別名
  • Current status and issues related to forests in need of public management

抄録

<p>森林経営管理制度は、手入れの行き届いていない森林のうち林業経営に適した森林は意欲と能力のある地域の林業経営者に再委託するとともに、林業経営に適さない森林は市町村が公的に管理する制度である。そのため、市町村が公的に管理する森林は、何らかの規準で管理の優先度を踏まえながら適切に管理する必要がある。一方で市町村の森林管理は、専門性を有する人員の不足や寡少な予算などの課題があるとされている。</p><p>そこで、47都道府県の森林経営管理制度に関わる部局を対象に、林業経営に適さない森林に関する現状や課題についてアンケート調査を実施した。その結果、市町村には、森林GISや空中写真、施業履歴等の森林情報は整備されつつあるが、航空レーザー計測によるより精細な森林情報や地形情報が整備された市町村は一部にとどまっていた。多くの都道府県は、市町村が管理優先度の高い森林の判断を支援するのが妥当と考えており、その方策として森林GIS/森林クラウドの改良やマニュアルの提供が有効と回答した。航空レーザー計測データの整備度に応じて、航空レーザー計測データ整備のニーズが高い傾向があることが明らかになった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390014790998248192
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_114
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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