ドローンおよびモバイル型レーザースキャナを用いた相対幹曲線式の作成

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Developing Stem Curve Model Using UAV and Mobile-based Laser Scanning

抄録

<p>川上と川中・川下の連携が期待される中で、建築材となる丸太情報の先出しが求められている。丸太の造材基準の一つとなる幹直径の推定には幹曲線式を用いる方法が有効であることが既存研究から分かっている。しかし、立木の伐倒と実測を必要とする従来の幹曲線式作成方法は膨大な労力を要し実用性に欠けている。そこで本研究では、モバイル型レーザ計測で取得した幹直径の試料から幹曲線式を作成し、その有用性を検証した。約70年生のヒノキを対象とし、モバイル型レーザ試料を胸高直径を元に分類し2種類の幹曲線式を作成した。また、実測試料からも幹曲線式を作成し比較対象とした。その結果、モバイル型レーザを用いた幹曲線式では、胸高直径20cm以上の立木を試料とした場合に、根元から樹高の6割の高さまでの幹部に対して幹直径を実測値との誤差2cm以内で推定することができた。さらに、実測試料を用いた幹曲線式との精度は樹高の4割の高さまでの推定ではほぼ同等であった。立木下部〜中部の推定精度がある程度得られることから、モバイル型レーザを用いた幹曲線式は丸太情報の取得に対して有用性があると考える。さらなる精度の向上には試料木の選木方法の検討が望まれる。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390014790998254336
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_121
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ