海外製自動植付機の作業性能

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タイトル別名
  • Performance of an imported automatic planting machine

抄録

<p> 北海道陸別町に、おそらく国内で初めてスウェーデン製自動植付機(Bracke社P12.a)が導入された。造林作業の省力・高能率化のためこれを活用し、クラッシャによる地拵え、自動植付機による植栽、乗用刈払機による下刈り、という機械化造林作業システムを構築し、実証試験を実施している。今回、自動植付機の作業性能を調べるため、カラマツ伐採跡地に試験地を設け、クラッシャにより伐根を全数切削した区画、乗用刈払機により伐根を列状切削した区画、伐根を切削せず人力による刈払いのみを行った区画、と地拵え方法の異なる3区画に分けて、事前に植栽位置マーキングした上でカラマツ150ccコンテナ苗を植栽し、作業功程と植栽状況を調査した。付帯作業も含め植栽には23sec/本程度の時間を要し、伐根切削度合いによる有意な作業時間の差は見られなかった。要素作業のうち苗木補給とブーム操作時間の比率が大きく、作業能率にはこの2要素が大きく関与すると考えられた。また、人力植栽と比較して深植え傾向であり、植栽設定の再検討が必要であると考えられた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390014790998367104
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_191
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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