ソーシャルメディア分析によるトレイルの観光レク利用ホットスポットの評価

DOI
  • 神宮 翔真
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林管理研究領域

書誌事項

タイトル別名
  • Using social media to evaluate hotspots for recreation services along forest trails

抄録

<p>森林内を通る歩道(森林トレイル)における多様な観光・レクリエーション利用の実態を、SNSを含むソーシャルメディア(SM)に投稿された位置情報付きの短文や写真を活用して解析する研究が増えつつある。しかし、これまでの研究では、特定かつ一部のSNSの活用による、広域スケールでの解析に留まりがちで、ローカルスケールで場所による差異を解析するのに十分な密度のデータを得られるかは不明である。そこで本研究では、複数のSMを用いてデータの密度を高めることで、トレイル内の場所による差異を詳細に把握できるかを検討した。まず、森林トレイルを一定の区間(セグメント)に分割し、次に、人々が興味を抱いた地点(POI:Position of interest)と重ね、POIが集中する場所(ホットスポット)がSM毎にどのように異なるかを調べた。さらに、ゾーニングと管理状況、天空の空隙率、傾斜度等の地形条件、車道や駐車場からの近接性、観光施設分布等の森林トレイルに関わる環境要因を各セグメントに入力し、ホットスポットの持つ地理的な特徴を明らかにした。本報告では、これらの解析を茨城県牛久市の「牛久自然観察の森」で実施した事例について報告する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390014790998379008
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_234
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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