フォレストアドベンチャーと周辺地域の関係ー山梨県小菅村を事例としてー

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship between Forest Adventure and the local community : A case study of Forest Adventure Kosuge

抄録

<p>フォレストアドベンチャーは、専用の安全器具を装着して、樹から樹へ空中移動していく森林アクティビティである。2006年以降、日本全国に38か所のパークが開設された。運営形態別で直営が12パーク、フランチャイズが26パークある。フォレストアドベンチャーは新たな森林利用方法として地域活性化につながるのではと考え、本研究では、3つのパークの事例調査より、フォレストアドベンチャーと周辺地域の関係を明らかにすることを目的とした。フランチャイズで株式会社源が運営するフォレストアドベンチャーこすげは、小菅村の約95%を占める森林資源を活用でき、雇用を創出できる事業として、小菅村役場や地権者に受け入れられていた。直営のフォレストアドベンチャー栗東は、京阪神圏からのアクセスがよく、県外の利用者が5割と交流人口の増加に成功していた。フランチャイズで株式会社T-FORESTRYが運営するフォレストアドベンチャー小田原は、同社が運営する多様な施設とともに、様々な利用者層を取り込んでいた。運営主体によって客層のターゲットや収益性への姿勢が異なり、施設整備の委託による地域への経済波及効果や地元出身者の雇用などで地域とのつながりが見られた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390014790998421504
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_240
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ