マダケ属3種における稈高曲線の検討

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タイトル別名
  • Height-diameter relationships for three <i>Phyllostachys</i> spp.

抄録

<p> 近年,竹林の管理放棄と分布拡大が問題となっている。この問題を解決するためには,竹を資源として有効に活用することが求められる。そのためには,竹の資源量を把握することが重要であり,稈高と胸高直径から資源量を推定するためのモデルが作成されていれる。しかし,タケは斜立したり,先端部がたわんだりするため,立竹状態での稈高を正確に測定することは困難である。そのため,タケにおける稈高と胸高直径との関係を示す曲線(稈高曲線)について研究する意義は大きい。しかし,タケの稈高曲線に関する研究は,ほとんど存在しない。一方,樹木については,力学的制約に基づくモデルや成長,水力学的制約に基づくモデル,樹高と胸高直径の成長がともに Mistcherlich式にしたがうと仮定したモデルが,理論的な樹高曲線として検討されてきた。樹木とは異なる形態と成長パタンをもつタケについても,同様の理論モデルによって稈高曲線を表現できるのだろうか? 本研究では,九州地方の異なる6つの地域で伐採したモウソウチク,マダケおよびハチクのマダケ属3種を対象として,これら3つのモデルが適用できるか否かを検証する。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390014790998438400
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_282
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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