総合的な探究の時間におけるArts-Based Researchの意義と可能性― 「現代アートゼミ」の取り組みを事例に ―

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抄録

研究企画部

本論は,総合的な探究の時間において,その課題と学習指導要領上の目標から,Arts-Based Research(ABR)を取り入れる意義を検討するものである。ABRに依拠した探究活動はポスト実証主義的な探究を拡充させるための選択肢であることや,生き方の「探求」として機能することから,総合的な探究の時間における指導の一考え方として意義があることを示した。加えて,本論後半では本校の総合的な探究の時間で展開されている「現代アートゼミ」でのABRを基にした実践を報告し,その考察から作品制作の過程で自己省察を促す可能性があることを指摘した。

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