書誌事項
- タイトル別名
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- Development of Paper Packaging for Plastic Reduction
抄録
国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)やプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律の制定を背景に,プラスチック製パッケージから紙製パッケージに切り替える取り組みが活発化してきた。紙製の弁当容器や食品トレイの採用が進むなか,市場で最も普及しているピロー包装の紙製パッケージ化も注目されている。ピロー包装に紙素材を適用する際,従来のプラスチック素材に見られない様々な技術課題が散見されたため,当社では紙製ピロー包装に関する開発を進めてきた。<br>本報文では,その開発事例のなかから2つの取り組みを紹介する。一つは,硬く,鋭利な内容物をピロー包装する際に生じるピンホールや破袋を抑制するための開発事例である。一般的なクラフト紙や片艶紙に比べ,高い突刺強度を有するクルパック紙を活用する点に特徴があり,高強度と製袋加工適性(シワの入りにくさ)を両立することが可能になった。もう一つは,賞味期限やロット番号等の可変情報印字に関する取り組みであり,従来の熱溶融型サーマルプリンタで生じていた文字の欠けやカスレを改善するための開発事例を紹介する。当社では紫外線レーザーの光が特定の顔料を黒く発色させる効果を見出し,新しいレーザーマーキング技術を開発した。本技術をピロー包装と組み合わせ,印字トラブルの解消,及び消耗品削減によるコストダウンとプラスチック量の削減が可能となった。
収録刊行物
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- 紙パ技協誌
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紙パ技協誌 77 (5), 436-440, 2023
紙パルプ技術協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390014813074631040
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- ISSN
- 18811000
- 0022815X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可