中世末期のアラ系感動詞 : 各形式の成立と定着に関する試論

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  • チュウセイ マッキ ノ アラケイ カンドウシ カク ケイシキ ノ セイリツ ト テイチャク ニ カンスル シロン

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中世末期、感動喚体句との共起を基本パタンとする感動詞アラ/ヤラ/ヤレの三形式が、アラを母体とする異形態群として定着(≠存在)した。近世期にアレという感動詞が多くみられるようになるのは、これら三形式がもつ形態論的システムの空き間に適合した結果とも考えられる。この仮説に基づき、‘現代語における感動詞アレが指示詞「あれ」を淵源とする’という従来の説に対する批判的再検討の必要性を主張する。

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