フィールドワークからの新種発見 ~水族館の枠を超えた研究の一事例~

  • 平澤 桂
    公益財団法人ふくしま海洋科学館 アクアマリンいなわしろカワセミ水族館

書誌事項

タイトル別名
  • Discovering New Species through Fieldwork: A Case of Research out of the Aquarium

抄録

<p> 現在,(公社)日本動物園水族館協会の掲げる4つの役割(種の保存,教育・環境教育,調査・研究,レクリエーション)があるが,実際には,調査・研究を業務中に行える機会は,それほど多くないと感じている。その理由の一つとして,飼育員として勤務するものの飼育作業以外に行う業務(企画展,イベント,受付業務,営業活動,商品開発など)も多いことが挙げられる。水族館の規模にもよるが,母体が小さいと,飼育員も少なく,1人1人に係る負担はさらに大きくなる。そのような中で,調査研究を進めることの難しさは,対象種やその内容によって異なる。本稿では,フィールドワークより得られた新種発見をはじめとした筆者自身が行った事例を紹介することで,これから調査・研究を行う方の参考になればと期待している。</p>

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