韓国史における人格神(天)と良心宣言― 儒教と東学・天道教を中心として―

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タイトル別名
  • Personality God (Heaven) and Declaration of Conscience in Korean History: Focusing on Confucianism, Donghak, and Cheondogyo
  • カンコクシ ニ オケル ジンカクシン(テン)ト リョウシン センゲン : ジュキョウ ト ヒガシガク ・ テントウキョウ オ チュウシン ト シテ

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抄録

【要旨】 韓国では「良心宣言」がしばしばみられる。これは日本のみならず、東アジア全域の中で 現代韓国にのみ見られる現象のようである。これは神が人間の中で働きそこから生じるも のであるが、キリスト教の影響と理解されることが多い。しかし良心宣言は外来のキリス ト教によって突然異質なものがもたらされたと考えるには無理があり、韓国史における神 観念の歴史を検討することでその思想的淵源を明らかにしていく。「上帝」、「天主」、「天」と韓国固有語のハナニム(하나님)、ハヌルリム(하늘님)を検討していくが、ハヌルリム信仰の画期となる東学、天道教の「侍天主」「人乃天」にその直接的淵源があることを明らかにしていく。なお都留文科大学研究紀要には筆者は辺英浩(PYON Yong-Ho)と表記した論説があるので参照されたい。

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