芥川龍之介『英雄の器』に現れた和と漢の融合

DOI
  • Wang Qi
    吉林大学公共外語教育学院

Abstract

芥川龍之介は漢学に造詣が深い日本の文学者である。創作の初期において、豊かな才能を持った芥川は翻案小説を 多数創作した。その中において、『英雄の器』は代表的な作品である。日本的な描写と芥川の独自の思考ばかりではなく、 この作品には中国的な雰囲気が濃く漂っている。日本スタイルと中国スタイルの光と影の交錯の中で、その独特の気質は 輝いている。芥川の他の作品と比べても異色の存在と言えるであろう。

Journal

  • Japanese-Chinese:Language and Culture

    Japanese-Chinese:Language and Culture 16 (0), 157-164, 2023

    Association for the Advancement of Education in Japanese-Chinese Language and Culture

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390014945750151424
  • DOI
    10.50947/ntgb.16.0_157
  • ISSN
    24364517
    2435273X
  • Data Source
    • JaLC
  • Abstract License Flag
    Allowed

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