胃全摘の進歩

書誌事項

タイトル別名
  • Progress in total gastrectomy for gastric cancer

抄録

<p>胃癌に対する胃全摘術はわが国では1902年に報告された.1940年代から1980年代には切除範囲を拡大した手術が実施されたが,1990年代にD2リンパ節郭清をともなった胃切除術が標準となった.低侵襲手術として開発された腹腔鏡下手術は2000年代に全国に普及し,2010年代後半からロボット支援下手術も導入された.近年手術関連機器の開発が目覚ましく,縫合不全の減少や手術時間の短縮と出血の少ない手術に寄与し,術式も術後QOLを重視するように変遷している.また,映像システムの進歩により微細な外科解剖のもとに精緻な手術が実施可能となった.本稿では胃全摘術の進歩について代表的な臨床試験を踏まえて概説する.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390014945756101120
  • DOI
    10.11405/nisshoshi.120.475
  • ISSN
    13497693
    04466586
  • PubMed
    37302833
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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