『小町集』における「山里」 : 屏風絵の「山里の女」との関わりから

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  • コマチシュウ ニ オケル ヤマザト ビョウブエ ノ ヤマザト ノ オンナ ト ノ カカワリ カラ

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抄録

『小町集』所収の出所不明歌「山さとのあれたるやどをてらしつゝいくよへぬらんあきのよのつき」は従来、世の中を厭い「山里」に閑居する老小町の詠として解されてきたが、これが本来山里で男を待つ小町の詠として『小町集』に収められた可能性を指摘した。また『小町集』の、山里で待つ〈小町〉の詠と認められる歌々の存在を明らかにし、『小町集』の初発の段階での「山里」は恋人を待っ場所であったと結論付けた。

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