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- 正門 由久
- 東海大学医学部リハビリテーション科
書誌事項
- タイトル別名
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- Recent Advances in Diagnosis and Therapy of Peripheral Neuropathy
抄録
<p>末梢神経障害は,手足のしびれや筋力低下などを呈し,日常診療において非常に多く遭遇する疾患である.末梢神経障害の原因は多種多様であり,詳細な病歴聴取および全身の診察(併存する疾患や随伴症状のチェック),神経学的所見の評価に基づき,種々の検査を行うことが診断に重要である.神経伝導検査は主に大径有髄神経の機能を反映しており,一方アミロイドニューロパチーなどの小径線維優位型の評価法(自律神経機能評価)が必要である.</p><p>治療としては,ステロイド,IVIg,血漿交換などが行われてきたが,効果が十分でない症例もあり,近年抗補体薬などが免疫介在型末梢神経障害に用いられるようになってきており,有用な効果を示している.</p>
収録刊行物
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- The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 60 (3), 184-191, 2023-03-18
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390015100310514432
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- ISSN
- 18818560
- 18813526
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可