腹腔鏡下腎生検における安全性についての検討

DOI
  • 川崎 芳英
    東北大学大学院医学系研究科泌尿器科学分野
  • 森本 玲
    東北大学大学院医学系研究科腎膠原病内分泌学分野
  • 手塚 雄太
    東北大学大学院医学系研究科腎膠原病内分泌学分野
  • 尾股 慧
    東北大学大学院医学系研究科腎膠原病内分泌学分野
  • 小野 美澄
    東北大学大学院医学系研究科腎膠原病内分泌学分野
  • 山崎 有人
    東北大学大学院医学系研究科病理診断学分野
  • 方山 博路
    東北大学大学院医学系研究科泌尿器科学分野
  • 佐竹 洋平
    東北大学大学院医学系研究科泌尿器科学分野
  • 嶋田 修一
    東北大学大学院医学系研究科泌尿器科学分野
  • 佐藤 琢磨
    東北大学大学院医学系研究科泌尿器科学分野
  • 川守田 直樹
    東北大学大学院医学系研究科泌尿器科学分野
  • 山下 慎一
    東北大学大学院医学系研究科泌尿器科学分野
  • 宮崎 真理子
    東北大学大学院医学系研究科腎膠原病内分泌学分野
  • 田中 哲洋
    東北大学大学院医学系研究科腎膠原病内分泌学分野
  • 鈴木 貴
    東北大学大学院医学系研究科病理診断学分野
  • 佐藤 文俊
    東北大学大学院医学系研究科腎膠原病内分泌学分野
  • 笹野 公伸
    東北大学大学院医学系研究科病理診断学分野
  • 伊藤 明宏
    東北大学大学院医学系研究科泌尿器科学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Considerations for safe laparoscopic renal biopsy

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抄録

<p> 腹腔鏡下腎生検は, 検体採取における確実性や, 少ない合併症リスクが知られている. 「原発性アルドステロン症における腎組織障害の検討」という課題の臨床研究において, 腹腔鏡下腎生検を担当した.</p><p> 片側副腎病変を伴う原発性アルドステロン症患者を対象に, 腹腔鏡下に患側副腎を摘出後, 研究プロトコールに従い, 患側副腎側の腎臓上極を3回穿刺して検体を採取した. 施行された腹腔鏡下腎生検の確実性と安全性について, 文献的考察を交えて検討した.</p><p> 施行された計5例で, 十分な糸球体が採取され, 介入を伴う合併症は無かった. 穿刺予定部位の腎周囲脂肪組織の除去, 内視鏡による穿刺針の追従, 刺入角度や貫通した際の部位の想定, 鉗子による穿刺しやすい位置へ腎の移動と固定, 穿刺部の十分な圧迫止血により, 安全な腹腔鏡下腎生検を施行できた.</p>

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