興味・関心を高める中学校国語科の授業づくり : 「向上性」に着目した「読むこと」の授業を通して

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  • Japanese Language Classroom Design for a Higher Motivation of Students: Through a Reading Class with a Special Focus on Tenaciousness

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抄録

本研究の目的は,中学校国語科「読むこと」の領域において,「向上性」(粘り強く課題に取り組もうとする姿勢)に着目した上で,興味・関心を高め,学習意欲の向上をはかる授業づくりのあり方を明らかにすることである。8年生の授業においては「事実」をもとに「意見」を生み出す過程について考えた。そこで,意見の基となる事実(データ)について,偽のものを提示することで,深く考えさせることをねらった。9年生の授業では小説において,文字に現れていない登場人物の気持ちなど,発言の背景を考えさせることにより,より深い読み取りや心情理解につなげることをねらいとした。成果としては,これらの工夫により,文章をより粘り強く読み取ろうという姿勢が見られたことが挙げられる。今後の課題としては,ねらいをより焦点化し,生徒自身にとっても評価しやすい課題を設定していくことが挙げられる。

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