RFSoCを用いた低シンボルレートコヒーレント光送受信器の基本特性検証

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タイトル別名
  • Performance Verification of Low Symbol-Rate Coherent Optical Transceiver Prototype with RFSoC

抄録

デジタルコヒーレント光通信技術は,デジタル信号処理とコヒーレント検波を組み合わせることで,さまざまな信号品質劣化の補償が可能であり,長距離大容量光ファイバ通信で広く普及している.高速大容量化と高受信感度特性を両立することが可能であるため,短距離光ファイバ通信や宇宙光通信等,さまざまなアプリケーションへの適用も進んでいる.今回我々は,デジタルコヒーレント光通信技術の広範な用途への展開を想定し,プログラマブルな論理回路とアナログインタフェースが1チップに搭載されているRadio-Frequency System on Chip(RFSoC)を用いた低シンボルレートコヒーレント光送受信器を試作し,その基本特性を検証した.本論文では,開発した試作器を用いて,低シンボルレートで課題となる幅広い搬送波周波数・位相変動への耐力に着目し,静的な周波数オフセット,ドップラーシフトを模擬した動的な周波数オフセット,光源位相雑音,長距離光ファイバ伝送特性を検証した結果について報告する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390015410760192640
  • DOI
    10.14923/transcomj.2022jbp3040
  • ISSN
    18810209
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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