階段炉下水汚泥焼却発電システム

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タイトル別名
  • Sewage Sludge Incineration Power Generation System with the Step Grate Stoker Furnace

抄録

<p>下水汚泥は衛生処理の観点から多くが焼却処理されているが,下水汚泥の脱水汚泥は水分を75%以上含み自燃しないため,流動床炉により熱媒体である砂と汚泥を激しく混合攪拌しながら,補助燃料として化石燃料を使用して焼却が行われている。さらに汚泥焼却に伴い温暖化係数がCO2 の298 倍である一酸化二窒素(N2O)を排出することが問題となっており,N2O排出抑制方法として焼却温度を通常の800℃から850℃とする高温焼却が進められているが,さらなる化石燃料を必要とする。 本技術は,脱水汚泥含水率を低減し,補助燃料を使用せずに下水汚泥を自燃させ,焼却廃熱を利用して発電を行うとともに,砂層を持たず消費電力の低い階段炉を採用することで,余剰電力を生み出すことが可能な発電システムである。また階段炉の燃焼温度は900℃以上に達するため,N2Oの排出量が流動床炉に比べて大幅に少なく,環境負荷の低減に大いに貢献する有望な廃棄物系バイオマス利用循環技術である。 </p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390015487571657472
  • DOI
    10.20550/jieenermix.102.4_406
  • ISSN
    24323594
    24323586
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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