転換契約への移行と大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)のオープンアクセスに関する取り組み

  • 平田 義郎
    大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE) 東京大学工学系・情報理工学系等情報図書課
  • 山崎 裕子
    大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)事務局
  • 金子 芙弥
    大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE) 九州大学附属図書館
  • 野中 真美
    大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE) 宮崎大学附属図書館

書誌事項

タイトル別名
  • Movement to Transformative Agreements in Japanese university libraries and activities related to open access by the Japan Alliance of University Library Consortia for E-Resources (JUSTICE)
  • テンカン ケイヤク エ ノ イコウ ト ダイガク トショカン コンソーシアム レンゴウ(JUSTICE)ノ オープンアクセス ニ カンスル トリクミ

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抄録

<p>冊子で定期購読をしていた学術雑誌は,1990年代に電子ジャーナルが登場すると,大学図書館ではビッグディール契約と呼ばれるコレクション契約を締結するようになった。ビッグディール契約はシリアルズクライシスに歯止めを掛ける一定の効果があったが,学術雑誌の価格上昇問題は解決しておらず,その対応策として注目されてきたのがオープンアクセスである。そうした流れから,転換契約と呼ばれる,出版社に対して行われる支払いを購読料からオープンアクセス出版料にシフトさせることを意図した契約を締結する大学図書館が増えてきた。本稿では,転換契約やその課題等を解説すると共に,論文公表実態調査等のオープンアクセスに関する大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)の取り組みを紹介し,今後の展望等を述べる。</p>

収録刊行物

  • 情報の科学と技術

    情報の科学と技術 73 (8), 318-323, 2023-08-01

    一般社団法人 情報科学技術協会

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