CARATSオープンデータを用いた大規模火山噴火時航空機避難モデルの構築

DOI
  • 有村 幹治
    室蘭工業大学大学院工学研究科
  • 田畑 凌
    株式会社オリエンタルコンサルタンツ 関東支社 交通政策部

書誌事項

タイトル別名
  • Modeling the Aircraft Evacuation for Large Volcanic Eruptions Using CARATS Open Data

抄録

<p>エイヤフィヤトラヨークトルやメラピ火山の噴火時,ヨーロッパや東南アジアにおいて航空輸送が著しく混乱した.我が国には活火山が数多く存在しており,大規模な火山噴火が発生した場合,航空輸送に甚大な影響を与えることが想定される.このような背景の中,筆者らは大規模火山噴火リスクに対する航空機避難問題を定式化し,各航空機避難時間の総和を最小化する最適化モデルを構築した.構築したモデルは緊急オペレーションとして,噴火の影響を受ける航空機の避難先空港の割り当てと空港の駐機容量の一時的緩和を考慮できる.本研究ではCARATS Open Dataから航空機の位置座標を抽出した.またAIS Japan航空路誌情報から各空港に駐機できる最大航空機数を算出した.航空機の避難先の組み合わせの最適化にはメタヒューリスティック手法である遺伝的アルゴリズムを用いた.ケーススタディとして桜島噴火を想定した航空機避難シナリオの分析を行った.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390015564790854528
  • DOI
    10.14822/kjsass.71.8_215
  • ISSN
    24241369
    00214663
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ