植物発電―その原理と応用―
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- 水野 恒雄
- 水野国際特許商標事務所
書誌事項
- タイトル別名
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- Plant Microbial Fuel Cell : Its Principle and Application
説明
<p>植物発電は,植物を利用した環境に優しい自然エネルギーである.空気中のCO2を植物の光合成によって取り入れ,植物を成長させる糖類を生成する.余った糖類は,根から排出され,土壌中で流発生菌により分解されている.この時に発生する電子を取り出して電力を得ている.自然の循環サイクルに適合した動作原理となっており,植物に悪影響を与えることは無い.植物の生育している自然環境の他,川,池や海からのエネルギー取得も可能である.従来,土壌から電気エネルギー取得する技術としては,微生物燃料電池があるが,原理的に取得電力が少なく,イオン化傾向の差を利用して電極間に電圧を発生させて大幅な性能の改善を図っている.本技術は,イルミネーションや農業用センサ等に適用されて実用化が進んでいる.</p>
収録刊行物
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- 日本画像学会誌
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日本画像学会誌 62 (4), 352-360, 2023-08-10
一般社団法人 日本画像学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390015653818538368
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- ISSN
- 18804675
- 13444425
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可