リクライニング機能を有する車椅子使用時の殿部ずれ力軽減を目的とした姿勢保持部品使用の検討

DOI
  • 永田 裕恒
    川崎医療福祉大学 リハビリテーション学部 理学療法学科
  • 小原 謙一
    川崎医療福祉大学 リハビリテーション学部 理学療法学科
  • 藤田 大介
    川崎医療福祉大学 リハビリテーション学部 理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Postural support devices in reducing shear force applied to buttocks in individuals using reclining wheelchair

抄録

<p> 本研究の目的は、姿勢保持部品としての骨盤ベルトと大腿ベルトが、リクライニング機能を有する車椅子を使用する際の殿部ずれ力増大に対応し得るか否かについて検証することであった。対象は、健常成人16名(20.9 ± 1.5歳)とし、殿部ずれ力の測定にはずれ力測定器を用いた。実験条件は、骨盤ベルト条件、大腿ベルト条件の2条件とした。測定は、鉛直線より10度後傾位(開始位)からリクライニングを開始し、40度後傾位まで傾斜させたのちにバックサポートを元の位置まで戻した(完了位)時の殿部ずれ力を測定した。結果、開始位での殿部ずれ力は大腿ベルト条件で有意に低値を示し、大腿ベルトは、殿部ずれ力増大を抑制できることが示唆された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390015653820881920
  • DOI
    10.24691/resja.38.3_174
  • ISSN
    2433748X
    13423444
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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