大学入学共通試験への教科「情報」追加の経緯に関する考察

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  • ――1990年代から2010年代初頭までの行政と学術研究団体の動向に着目して――

抄録

<p>本研究は,1990年代から2010年代初頭までの学習指導要領改訂を巡る行政及び情報学系学術研究団体の動向に着目して,2024年度大学入学共通テストに教科「情報」が追加された経緯を明らかにした。1990年代には,教育工学の研究者が,政治・財界及び学術研究団体の協力を得ながら高等学校の教科「情報」新設を実現したが,入試への導入については具体的な動きが見られず実現しなかった。その後,2010年代初頭までに,政府によるIT化の推進や情報処理学会による「情報入試」の提言,検討組織の結成など,大学入学共通試験への教科追加を実現するための基盤が築かれていた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390015653825916288
  • DOI
    10.57513/dncjournal.33.0_128
  • ISSN
    21876762
    13482629
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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