デジタル・シティズンシップの視点を取り入れた 「情報モラル教育」の実践とその効果

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  • Incorporating The Perspective of Digital Citizenship into "Information Moral Education"

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抄録

本研究の目的は、情報に対する意識尺度(小学生版)を開発し、児童の情報モラルの資質・能力を高めるプログラムの開発及び実践することで、その効果を検証することである。小学生の情報モラルに対する意識の構造を探索し、情報に対する意識尺度を測定する尺度を作成し、『インターネット依存傾向』、『インターネット規範意識』、『コミュニケーショントラブル』、『不正コピー』、『衝動性』の5つを抽出し、『小学生版情報モラルに対する意識尺度』を作成した。さらに、本尺度から児童の実態に沿ったプログラムを考案し、小学校5年生児童にデジタル・シティズンシップ教育の4つの特徴を取り入れた実践をした。学級ではコミュニケーショントラブルに、男子にはインターネット依存傾向に有効であることが明らかになった。今後、『小学生版情報モラルに対する意識尺度』の精度を高め、実態を捉えた継続性のある情報モラルの指導体制が求められる。

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