書誌事項
- タイトル別名
-
- Incorporating The Perspective of Digital Citizenship into "Information Moral Education"
この論文をさがす
抄録
本研究の目的は、情報に対する意識尺度(小学生版)を開発し、児童の情報モラルの資質・能力を高めるプログラムの開発及び実践することで、その効果を検証することである。小学生の情報モラルに対する意識の構造を探索し、情報に対する意識尺度を測定する尺度を作成し、『インターネット依存傾向』、『インターネット規範意識』、『コミュニケーショントラブル』、『不正コピー』、『衝動性』の5つを抽出し、『小学生版情報モラルに対する意識尺度』を作成した。さらに、本尺度から児童の実態に沿ったプログラムを考案し、小学校5年生児童にデジタル・シティズンシップ教育の4つの特徴を取り入れた実践をした。学級ではコミュニケーショントラブルに、男子にはインターネット依存傾向に有効であることが明らかになった。今後、『小学生版情報モラルに対する意識尺度』の精度を高め、実態を捉えた継続性のある情報モラルの指導体制が求められる。
収録刊行物
-
- 岩手大学大学院教育学研究科研究年報
-
岩手大学大学院教育学研究科研究年報 7 97-111, 2023-03-28
岩手大学大学院教育学研究科
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390015797138494208
-
- NII書誌ID
- AA12870490
-
- ISSN
- 2432924X
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可