A case of type 1 diabetic ketoacidosis due to Atezolizumab resulting in the early diagnosis and prevent of deterioration by pharmaceutical intervention

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  • 薬学的介入によって早期診断および重症化回避につながったアテゾリズマブによる1型糖尿病性ケトアシドーシスの1例
  • ヤクガクテキ カイニュウ ニ ヨッテ ソウキ シンダン オヨビ ジュウショウカ カイヒ ニ ツナガッタ アテゾリズマブ ニ ヨル 1ガタ トウニョウビョウセイ ケトアシドーシス ノ 1レイ

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Abstract

<p>今回,アテゾリズマブ投与中の2型糖尿病患者が1型糖尿病を発症し,糖尿病性ケトアシドーシス(diabetic ketoacidosis,以下DKA)で救急搬送された症例を経験した。主治医は当初,2型糖尿病の悪化に伴うDKAと考えていたが,薬剤師が投薬歴を確認したところ,アテゾリズマブ5コース終了後に発症したDKAであることが判明し,なおかつDKA発症前の1日総インリン量が5単位以上増加したことから,アテゾリズマブによる1型糖尿病の発症が考えられたため,薬学的介入(1型糖尿病および他の内分泌関連副作用のスクリーニング検査および糖尿病内分泌内科への受診提案)を行った。その結果,糖尿病内分泌内科との連携により,速やかにDKAは改善し,血糖値は安定したことから,アテゾリズマブ誘発DKAの早期発見および重症化回避につながったものと考える。 </p>

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