心臓リハビリテーション患者のストレスコーピングにおける自己効力感(第2報)
書誌事項
- タイトル別名
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- Self-efficacy for Stress Coping in Patients Undergoing Cardiac Rehabilitation : A Preliminary Study on the Effects of Psychological Interventions on Elderly Male Patients
- ―高齢男性患者に対する心理的介入の効果に関する予備的検討―
抄録
<p>心臓リハビリテーション患者のストレスコーピングに対する自己効力感(CSE)や感情に対する心理的介入の効果を検討した.心臓リハビリテーションを行った65歳以上の男性入院患者を介入群(21名)と非介入群(15名)に分け,地域在住高齢者(74名)を健常群として比較した.介入群には入院中にストレスマネジメントに関する集団での心理教育と個別面接を行った.CSEと感情の質問紙調査を,介入群には介入前後と退院1カ月半後に行い,他の群にも同様に計3回実施した.その結果,非介入群では退院後の認知・問題解決・気分転換CSEが低下した.介入群では問題解決・気分転換CSEは維持された.心臓リハビリテーション患者では退院後にCSEの低下が生じるため,それに対する予防的介入が必要であることが示唆された.一方,認知CSEの改善は認められず,介入方法の再検討が必要であると考えられた.</p>
収録刊行物
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- 心身医学
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心身医学 63 (5), 452-462, 2023
一般社団法人 日本心身医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390015830352561536
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- ISSN
- 21895996
- 03850307
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可