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- 秦野 貴生
- Assistant Professor, Otani University
書誌事項
- タイトル別名
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- On the Relationship between Dharmakīrti and Two Kinds of Negation
- On the Relationship between Dharmakirti and Two Kinds of Negation
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説明
<p> ダルマキールティ(600-660)のアポーハ(anyāpoha)と,純粋否定(prasajyapratiṣedha)・定立的否定(paryudāsa)との関係性について検討を行った.</p><p> ダルモーッタラ(740-800)は『アポーハプラカラナ』(Apohaprakaraṇa)や,『プラマーナ・ヴィニシュチャヤ』(Pramāṇaviniścaya)に対する注釈(Pramāṇaviniścayaṭīkā)といった自身の著作において,「ダルマキールティのアポーハは純粋否定とのみ関係する」と述べる.しかし,adhyavasāyaの用法を含め,ダルモーッタラ独自の見解に基づいた理解と言える.ダルモーッタラ,シャーキャブッディ(660-720),そしてチベット人注釈家であるタルマリンチェン(1364-1432)の3者は,PV 1.169の注釈からそれぞれアポーハに言及しており,PV 1.169はアポーハの性質を表す偈として彼らに位置付けられていた.</p><p> また,3種のアポーハに言及するシャーキャブッディ,シャーンタラクシタ(725-788),タルマリンチェンの見解を統合すると,ダルマキールティのアポーハは純粋否定のみではなく,定立的否定をも含意していると考えられた.</p>
収録刊行物
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- 印度學佛教學研究
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印度學佛教學研究 71 (3), 1033-1038, 2023-03-25
日本印度学仏教学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390015907538508544
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- NII書誌ID
- AN00018579
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- ISSN
- 18840051
- 00194344
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- NDL書誌ID
- 032803507
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可