スギコンテナ苗のサイズと増殖方法がノウサギの主軸切断被害に与える影響

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  • Effects of propagation methods and size of containerized seedlings on cutting damage of Japanese cedar main stem by hare

抄録

再造林コスト削減に貢献できると期待されているコンテナ苗の植栽が進められている一方,ノウサギの食害が低コスト化を阻む要因となっている。食害されにくい苗木の養成や大苗の植栽などによる林業的防除を検討するため,スギコンテナ苗を用いて,苗木サイズや増殖方法の違いがノウサギによる主軸切断被害に与える影響を調査した。苗木サイズについては,地上高69cmの主軸径が9.2mm以上に成長すれば,主軸切断被害を回避できると推察された。苗の増殖方法の違いは主軸切断被害の有無に影響しており,挿し木苗は有意に被害を受ける割合が低かった。植栽時の根元径が3.2mmから10.0mmの挿し木苗では,根元径が大きいほど被害を受ける確率が下がる傾向があった。

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