患者に学ぶ、患者も学ぶ

書誌事項

タイトル別名
  • カンジャ ニ マナブ、カンジャ モ マナブ

説明

type:text

「患者学」という公開講座を2014年より信濃町キャンパスにおいて開講してきた。2018年12月の講座で50回目を迎える。講座は、看護医療学部や医学部などの学生を対象とするだけではなく、医療者そして患者や一般市民をも対象としてきた。医療関係者は患者から学び、患者も対話の中で学んでもらうためである。その目標は患者と医療者が対話をできる場を提供し、両者の対話力を身につけ、そして関係性を見直すことにある。 社会の大きな変化の中でこれからの医療に必要とされるのは、患者と医療者が協働作業として行う医療である。そのためには両者が上下の関係性ではなく、水平に、そしてオープンに話し合える関係性であることが必要となる。公開講座「患者学」の開催により学んできたことを本総説では述べる。

特集 次世代の「看護医療」を探る 4. 人々をエンカレッジするアプローチ 招待論文 : 実践報告

収録刊行物

  • Keio SFC journal

    Keio SFC journal 18 (2), 194-217, 2018

    慶應義塾大学湘南藤沢学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ