ダビガトラン内服下で脳梗塞を再発し頸動脈内膜剝離術を施行したcarotid webの1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of recurrent stroke with carotid-web despite dabigatran treatment successfully treated by carotid endarterectomy

説明

<p>症例は41歳女性.40歳時に右中大脳動脈領域の塞栓源不明脳塞栓症の既往があり,植込み型心電図記録計の留置とダビガトラン内服が開始となった.41歳時に再び構音障害と左片麻痺が出現した.頭部MRI拡散強調画像で右放線冠の急性期脳梗塞とMRAで右中大脳動脈M2分枝閉塞を認めた.頸動脈エコーでは右頸動脈球部に可動性プラーク様構造物を認め,頸動脈3次元CT angiographyでは同部後面から突出する構造物を呈し,carotid webと診断した.待機的に頸動脈内膜剝離術を施行し,病理学的に線維筋性異形成による血管形態異常であることを確認した.</p>

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参考文献 (7)*注記

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