面震源を用いた有限要素法による地震動解析と岩盤応力に基づく副断層発生領域の推定

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タイトル別名
  • FINITE ELEMENT ANALYSIS OF GROUND MOTION USING PLANE SOURCE AND ESTIMATION OF OCCURRENCE REGION OF SECONDARY FAULTS BASED ON STRESS OF ROCK MASS

抄録

<p> 断層変位対策の第一歩はその発生位置を予測することであるが,主断層の活動に伴って副次的に形成される副断層の発生位置を推定することは難しい.本論文では,大規模FEMを用いた地震動解析により浅部の岩盤の応力を評価し,その岩盤応力に基づき副断層の発生位置を推定した.まず,FEMを用いた運動学的な地震動解析における面震源の設定方法を定式化し,副断層の評価で重要な断層近傍の応答の評価を可能にした.その上で,2014年長野県北部の地震を対象とした地震動解析を実施し,岩盤の応力及び強度と地表断層変位の関係を整理した.その結果,応力と強度の比として定義される局所安全係数を用いることで,各震源モデルに対して副断層が発生する可能性がある領域を推定できることが分かった.</p>

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参考文献 (12)*注記

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