ツメガエルガレクチン:分子の機能と進化

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タイトル別名
  • <i>Xenopus</i> Galectin: Molecular Function and Evolution

抄録

<p>ガレクチンは脊椎動物に広く分布する非金属要求性の糖結合タンパク質である。ガレクチンのβ-ガラクトシドに対する基本的な特異性は糖認識ドメイン(CRD)により保存されている。ガレクチンは重要な生命現象に関与していると考えられてきたが、ガレクチンと糖鎖の結合が直接機能に結び付くことを証明できた例は少ない。進化的に保存されたガレクチンの本来の機能を幅広く知るために、多くの種での網羅的な機能解析を行う必要がある。そこで我々はツメガエルのガレクチンに着目し、現在までに12種のアフリカツメガエルガレクチンを同定し、解析をおこなってきた。哺乳類以外の脊椎動物でガレクチンの包括的な解析がおこなわれているのは、我々がガレクチン研究のモデルとして用いているアフリカツメガエルのみである。このレビューでは現在までに得られているツメガエルガレクチンの種類や機能について紹介する。</p>

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参考文献 (34)*注記

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