政策評価における行政学理論の交錯
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- 山谷 清志
- 同志社大学 政策学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Intersection of Public Administration Theories in Policy Evaluation
- −Towards reconsideration −
- -再検討にむけて-
抄録
<p> 1990年代末に日本で導入された政策評価は、総務省「政策評価に関する標準的ガイドライン」(2001年)によれば、国民に対する行政の説明責任を徹底する、国民本位の効率的で質の高い行政を実現する、国民的視点に立った成果重視の行政への転換を図る、この3つの目的を持つ。行政学はこの目的を持つ政策評価の安定的運用を考えるために行政責任論、行政管理論、NPM理論から政策評価を解釈しようとした。ただ、いずれの解釈にも難がある。ここではその行政学の取り組みの歴史を振り返り、なぜ2021年から政策評価は再検討されるようになったのか、その意味を考察したい。政策評価の再検討が実務で成功する条件を探るのが、本稿のねらいである。</p>
収録刊行物
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- 日本評価研究
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日本評価研究 23 (1), 3-14, 2023-05-31
特定非営利活動法人 日本評価学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390016128781720960
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- ISSN
- 18847161
- 13466151
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可