マイクロフィルムの保存と提供

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タイトル別名
  • Preservation and use of microfilm

抄録

<p>マイクロフィルムは媒体変換や省スペースの資料収集手段として活用されてきた。低温低湿の適切な保存環境であれば500年以上の寿命が期待されることから,1970年代以降は,長期保存の主たる媒体とみなされてきた。しかし,TACベースのフィルムではビネガーシンドロームという劣化が生じることが知られるようになる。1990年代になるとデジタル化による長期保存への転換が議論されるようになった。本稿では,マイクロフィルムの特徴,所蔵や利用の現状,劣化と保存の状況,新聞のマイクロフィルム化の意義と利用,デジタル資源のバックアップとしてのデジタル時代における位置付けについて概説する。</p>

収録刊行物

  • 情報の科学と技術

    情報の科学と技術 73 (10), 449-454, 2023-10-01

    一般社団法人 情報科学技術協会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016184232576128
  • DOI
    10.18919/jkg.73.10_449
  • ISSN
    21898278
    09133801
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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