鋼管杭で補強した重力式防波堤に用いる杭に作用する外力分布

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タイトル別名
  • DISTRIBUTION OF EXTERNAL FORCES ACTING ON THE PILES OF A GRAVITY TYPE BREAKWATER REINFORCED WITH STEEL PIPE PILES.

抄録

<p> 防波堤の粘り強い構造を目的として,重力式防波堤の港内側近傍の地盤に鋼管杭を列状に打設し,ケーソンと鋼管杭の間に中詰土を施す構造が提案されている.本構造が想定外の津波などに対する粘り強さを発揮する際,ケーソンが大変形しても杭が健全であることが求められ,そのためには杭に生じる曲げモーメントの大きさやその発生位置を適切に推定できることが必要である.そこで本研究では,港外側から杭に作用する外力を推定し簡易的なモデル化の検討を行った.また,そこから算出した曲げモーメントやたわみの推定値と模型気中水平載荷実験による実験値を比較することで,推定した外力分布の妥当性を評価した.その結果,港外側外力分布を三角形の形状に置き換え,その3つの頂点位置を中詰土高さ,地表面位置,杭のたわみの第一0点深度ly1とすることで,杭に生じる曲げモーメントを簡潔に表現することができた.</p>

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参考文献 (4)*注記

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