SEP船のレグ貫入による周辺地盤の影響評価に関する遠心模型実験

書誌事項

タイトル別名
  • CENTRIFUGE MODEL TEST FOR EVALUATING THE EFFECT OF SEP LEG PENETRATION ON THE SURROUNDING GROUND

抄録

<p> 洋上風力発電施設の施工時,SEP船は4本のレグを海底地盤に着底させ,船体を海面上にジャッキアップする.この時,地盤にはレグを介して接地圧が作用するため,支持力検討が必要となる.しかし,軟弱な粘性土地盤では破壊を伴いレグは数メートルにもおよび地中に貫入する.また,レグ着底位置周辺の構造物への影響も懸念される.そこで本研究では,レグの貫入動作を模した遠心模型実験により,地盤の変形や地中の応力状態の把握を試みた.その結果,一般的なSEP船のレグ貫入力に対し,砂質土地盤は必要十分な地盤反力が得られることから浅い基礎の支持力に基づく従来法で概ね評価できる一方,粘性土地盤ではレグ貫入量が大きくなり従来法による評価が難しい.また,バックフローも生じ,レグ貫入過程に応じて地盤内応力も上下に変化することが確認された.</p>

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参考文献 (2)*注記

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