カルシア改質土の海域投入に伴う濁りの発生に関する実験的研究

  • 首藤 啓
    一般財団法人みなと総合研究財団 調査研究部
  • 阿式 邦弘
    国土交通省中国地方整備局広島港湾空港技術調査事務所
  • 西本 高志
    国土交通省中国地方整備局広島港湾空港技術調査事務所
  • 林 李々香
    国土交通省中国地方整備局広島港湾空港技術調査事務所
  • 西嶋 渉
    広島大学学術院 環境安全センター
  • 寺田 邦男
    一般財団法人みなと総合研究財団 調査研究部
  • 大川 郁夫
    (株)東京久栄 環境ソリューション部

書誌事項

タイトル別名
  • EXPERIMENTAL STUDY ON THE GENERATION OF TURBIDITY ASSOCIATED WITH THE APPLICATION OF CALCIA MODIFIED SOIL TO SEA AREAS

抄録

<p> 海砂利採取跡地の環境修復のために浚渫土をカルシア改質土に改良し,その適用性について検討を行った.改質土の投入に際しては濁りが発生し周辺海域への影響が懸念されるが,改質土の濁りに関する定量的な評価手法はなく,対象海域が深く強流速の場であることから従来の施工方法も難しい.</p><p> 改質土の強度特性は配合試験の結果を解析し,24時間養生のデータから有効遊離石灰率Leによって早期の強度発現を評価することができた.改質土投入時の濁りの発生に関しては,水理模型実験によって濁りの発生原単位を算出し改質土のベーンせん断力2kN/m2が濁りを抑制できる強度と設定した.さらに任意の養生時間に対応した解析を行い現場施工時の状況に合わせた改質土の作製条件を提案した.これらの成果から改質土の底開バージによる施工の可能性が高まったものと考えられる.</p>

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