人的資源管理における自律性の変遷と裁量労働制

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  • Transition of autonomy in human resource management and discretionary work systems.
  • ジンテキ シゲン カンリ ニ オケル ジリツセイ ノ ヘンセン ト サイリョウ ロウドウセイ

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説明

人的資源管理の領域における自律性は、その対象範囲を拡げてきた。組織の境界内部において、与えられた仕事を行う過程で発揮されていた仕事遂行の自律性。仕事と仕事以外の生活との関係を柔軟に構築したい意識の高まり等から求められてきた、組織の境界を越えることに関わる境界決定の自律性。そして、企業が雇用責任を全うできない懸念から、労働者個人に求められるようになってきた、長期にわたる自分の職業人生の開発には自分で責任をもつキャリア自律である。仕事遂行の自律性と境界決定の自律性を法的に保障されている裁量労働制の適用者は、境界決定の自律性を以前より発揮するようになってきており、今後もその傾向は強まるものと考えられた。また、裁量労働制の下で働くこととキャリア自律は親和性がありそうなことも確認された。

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