合意形成および組織形成の基盤理論としての完全論 : 自由主義クエーカー思想の諸類型と合意形成論・組織論の問題点

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タイトル別名
  • Perfectionism, basic principle for decision-making and social-shaping : types of liberal Quakerism and problems of their decision-making and organization theories
  • ゴウイ ケイセイ オヨビ ソシキ ケイセイ ノ キバン リロン トシテノ カンゼンロン : ジユウ シュギ クエーカー シソウ ノ ショルイケイ ト ゴウイ ケイセイロン ソシキロン ノ モンダイテン
  • 合意形成および組織形成の基盤理論としての完全論 : 自由主義クエーカー思想の諸類型と合意形成論組織論の問題点

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抄録

沈黙の礼拝で有名なクエーカーは、三つの流れに枝分かれしながらも、特殊な集会様式を約370年に亘って保持してきた。それとほぼ同等の期間 、保持されてきたのが業務集会の合議形式である。彼らの合議形式は、沈黙の内に祈りを合わせ、最後の最後まで異質な意見に開かれつつ、話し合い、集会としての一致を目指すものである。本稿では、多様化してしまった20世紀来の自由主義クエーカーの信仰類型に着目し、それぞれの類型における合議形成・組織形成のあり方について検討する。特にユニバーサリズムにカテゴライズされる自由主義クエーカー信仰における合議形式の問題点、つまり対話と言いながらも、自己充足的な理論的構図がこうした対話を危うくする要素を持つことを示す。

収録刊行物

  • 基督教研究

    基督教研究 83 (1), 1-18, 2021-06-28

    基督教研究会

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