質問紙調査から把握される性的マイノリティとその家族の「実態」
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- 平山 亮
- 大阪公立大学
書誌事項
- タイトル別名
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- What a Questionnaire Survey Tells Us About the “Reality” of Sexual and Gender Minorities and Their Family Relationships
- ―4報告へのコメント―
抄録
<p> 質問紙調査において、調査対象者が回答として報告しうる経験の種類や幅は、回答のための選択肢を設定する調査者によって規定される。したがって調査結果として得られた「実態」には、調査者の抱く調査対象者についての想定があらわれている。質問紙調査のそのような特徴を念頭に置いたとき、質問紙調査によって把握された性的マイノリティとその家族の「実態」は、どのように解釈する必要があると考えられるだろうか。 シンポジウムの4 報告をもとに、「実態」の解釈における留意点を具体的に検討するとともに、性的マイノリティとその家族の経験を大規模調査によって把握する上での今後の課題についても言及した。</p>
収録刊行物
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- 家族研究年報
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家族研究年報 48 (0), 45-57, 2023-07-15
家族問題研究学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390016294594013824
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- ISSN
- 21890935
- 02897415
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可