わが国の里孫活動と米国のフォスター・グランドペアレント・プログラムとの比較

書誌事項

タイトル別名
  • A Comparative Study of the Satomago Activity in Japan and the Foster Grandparent Program in the United States
  • ワガクニノサト ソン カツドウ ト ベイコク ノ フォスター ・ グランドペアレント ・ プログラム ト ノ ヒカク

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抄録

里孫活動とは、高齢者と孫世代の子どもとが個別的で継続的な交流を行う、世代間交流活動の一種である。わが国の里孫活動は、1969 年には既に行われていた。 これに類似する取り組みとして、米国におけるフォスター・グランドペアレント・プロ グラム(以下、FGP)がある。こちらは、1965 年から現在に至るまで、国家によるボランティアプログラムとして実施されている。 本稿では、これらが開始された経緯、活動の性質、実際の活動内容等を比較し、両者の 相違点と類似点とを検討した。 里孫活動とFGP は、どちらも、異世代の者同士が交流することで、何らかの個人的ある いは社会的な課題の解決を志向している。また、高齢者と子どもとの関係が、架空の親族関係であることも興味深いといえる。

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