根尖性歯周炎におけるヒトヘルペスウイルス感染の関与
書誌事項
- タイトル別名
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- Human herpesvirus infection in apical periodontitis
抄録
<p>抄 録:歯髄炎を生じた歯髄および根尖性歯周炎の根管や根尖病変には,ヒトヘルペスウイルス(HHV)が高頻度に感染している.HHVはヒトに感染した後症状を引き起こすが,その後は潜伏感染し,抗ウイルス薬を服用しても体内から排除することができない.刺激が加わると再活性化し,HHV感染細胞から炎症性サイトカインや細胞遊走因子(ケモカイン)が発現されるため,歯髄や根尖歯周組織に炎症を生じる可能性が示唆されている.すなわち,一度HHVが感染すると,潜伏感染したHHVが生涯にわたって歯髄炎や根尖性歯周炎を生じさせる可能性がある.これまで,歯髄炎や根尖性歯周炎は細菌感染が病因とされていたが,HHVもこれらの炎症に関与することが示唆されるため,HHVの特徴や根尖性歯周炎への関与について理解することは重要である.</p>
収録刊行物
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- 日本歯内療法学会雑誌
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日本歯内療法学会雑誌 44 (3), 194-199, 2023
一般社団法人 日本歯内療法学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390016339424616192
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- ISSN
- 24239429
- 13478672
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可