散乱トモグラフィを使用した乳がん検出の実用化技術

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タイトル別名
  • Practical Technologies for Breast Cancer Detection Using Scattering Tomography

抄録

逆散乱問題は,イメージングしたい未知のオブジェクトを含む画像再構成領域の外側で観測した散乱場の解析結果と測定結果が一致するように,画像再構成領域の複素誘電率分布を推定する問題である.損失性媒質である組織の中に存在する小さな病変によって引き起こされる散乱場の変化はわずかである.したがって,オブジェクトの有無による散乱場の変化を検出できる高感度のアンテナが必要である.一方,現在の技術ではオブジェクトやイメージングシステムを完全にモデル化することは不可能で,無視できない誤差が発生する.この論文では,早期乳がん検出のための高感度アンテナを使用した新しい撮像センサと,モデル化や測定誤差がある状況でも画像再構成を可能とするイメージングアルゴリズムを提案する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016427484266496
  • DOI
    10.14923/transcomj.2023api0001
  • ISSN
    18810209
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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