南米出血熱ウイルスとその感染予防・治療法の最前線

DOI Web Site Web Site PubMed 参考文献91件 オープンアクセス
  • 李 明恩
    長崎大学高度感染症研究センター 人材育成部門 長崎大学医歯薬学総合研究科 細胞制御学分野
  • 駒 貴明
    徳島大学大学院医歯薬学研究部 微生物病原学分野
  • 岩崎 正治
    大阪大学微生物病研究所 新興ウイルス感染症研究グループ
  • 浦田 秀造
    長崎大学高度感染症研究センター 人材育成部門 長崎大学熱帯医学研究所 新興感染症学分野

書誌事項

タイトル別名
  • South American Hemorrhagic Fever viruses and the cutting edge of the vaccine and antiviral development
  • ナンベイ シュッケツ ネツ ウイルス ト ソノ カンセン ヨボウ ・ チリョウホウ ノ サイゼンセン

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説明

南米出血熱とは南米大陸におけるアレナウイルス科マーマアレナウイルス属のウイルスによる出血熱の総称である.南米出血熱には1. フニンウイルス感染によるアルゼンチン出血熱,2. サビアウイルス感染によるブラジル出血熱,3. ガナリトウイルス感染によるベネズエラ出血熱,4. マチュポウイルス感染によるボリビア出血熱,そして5. チャパレウイルス感染による出血熱の計5つが含まれる.これらのウイルスは系統学的,血清学的,そして地理的にラッサウイルス等が含まれる旧世界アレナウイルスと異なる新世界アレナウイルスに分類される.本稿では,南米出血熱の原因となる新世界アレナウイルスについてその基礎と感染予防・治療法研究の現状を概説する.

収録刊行物

  • ウイルス

    ウイルス 72 (1), 7-18, 2022

    日本ウイルス学会

参考文献 (91)*注記

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