統計的探究プロセスPlanの相に関する実態調査-中学校検定教科書の分析を通して-

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  • トウケイテキ タンキュウ プロセス Plan ノ ソウ ニ カンスル ジッタイ チョウサ : チュウガッコウ ケンテイ キョウカショ ノ ブンセキ オ トオシテ

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type:Article

本稿は,統計的探究プロセス(PPDACサイクル)のPlanの相に注目し,今後の授業実践に向けての示唆を導出することを目的とする。そのために,平成29年告示学習指導要領に基づく教科書検定を受けた中学校数学科用教科書において,Planの相がどのように扱われているか,その実態を把握すべく調査を行った。調査の結果,Planの相についての内容として,Sampling design(標本抽出のデザイン)に関する指導に焦点化していることが分かった。その上で, Planの相の学習を通じて,生徒の統計的問題解決を方向付け,見通しをもたせるためには,Measurement system(測定する対象や測定の方法の検討)およびData management(収集するデータの管理及びデータの表現の方法の検酎)に関する指導の充実が必要であることが見出された。

収録刊行物

  • 数学教育研究

    数学教育研究 51 43-52, 2022-12-28

    大阪教育大学数学教育部門

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