書誌事項
- タイトル別名
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- The Predictors for Intestinal Ischemia due to an Incarcerated Obturator Hernia
- ヘイサコウ ヘルニアカントン ノ チョウカンキョケツ ノ ヨソク インシ
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説明
<p>背景:閉鎖孔ヘルニア嵌頓における嵌頓腸管虚血の予測因子として,「発症後経過時間」「嵌頓腸管径」「嵌頓腸管内容CT値」がある.当院での症例でこれらが腸管虚血の予測因子になるか検討した.方法:2010年から2022年の間に当院で閉鎖孔ヘルニア嵌頓で手術を行った症例は24例.腸管虚血のため腸切除したのは8例(切除群:全例緊急手術),腸切除しなかったのは16例(非切除群:緊急手術例 7例,非観血的整復後待機手術例 9例).両群で3つの予測因子について検討した.結果:発症から手術あるいは嵌頓解除までの経過時間(中央値)は,切除群が36時間,非切除群が6時間で有意差を認めなかった(p=0.07).嵌頓腸管径は,切除群が3.5cm,非切除群が3.5cmで有意差を認めなかった(p=0.99).嵌頓腸管内容CT値は,切除群が22HU,非切除群が8.3HUで有意差を認めた(p=0.04).結語:腸管虚血の予測に嵌頓腸管内容CT値は予測因子になりうると考えられた.</p>
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 84 (4), 512-516, 2023
日本臨床外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390016494575443840
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- NDL書誌ID
- 032863565
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可