排尿障害に対するリハビリテーション治療のエビデンス

  • 青木 芳隆
    社会医療法人寿人会木村病院泌尿器科 福井大学学術研究院医学系部門看護学領域
  • 阿部 由依
    北海道科学大学保健医療学部理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Evidence for Rehabilitation for Urinary Dysfunction

抄録

<p>尿失禁はQOLのみならず,人間の尊厳にもかかわる問題である.多職種連携で行う排尿自立支援の普及とともに,尿失禁を含む排尿障害を有する患者に対して,泌尿器科治療とリハビリテーション医療の連携は重要なものとなっている.泌尿器科で行う生活指導,薬物療法だけでは改善しないこともあり,トイレまでの移動,トイレ移乗,トイレ内での着脱衣などができるようにリハビリテーション治療を行う必要があることも多い.さらに,骨盤底リハビリテーションの1つである骨盤底筋トレーニング(PFMT)は,腹圧性尿失禁だけでなく過活動膀胱症状にも有効であり,現在までに多くのエビデンスが蓄積されており,それらを本稿で紹介する.</p>

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参考文献 (28)*注記

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